人生の3大支出とは

- 「教育資金」
- 「住宅購入資金」
- 「老後資金」
これらが人生の3大支出と呼ばれています。
実際それぞれの支出にどのくらいの金額がかかるかは、家族構成やその人が「どんな人生を送りたいか?」によって変わります。
それぞれにどのくらいのお金を用意しておくべきなのか見当が付きにくいのではないでしょうか?
それでは3大支出について、どれぐらいの費用がかかるのかについてご紹介します。
1「教育資金」


教育も長い期間で考えると大きな出費になります。
教育に関する支出の大部分を占めるのが、授業料や教材費、通学費などの進学にかかる費用です。これに加えて、学習塾や習いごとなど学校外の活動にもお金がかかります。
さらに、自宅からの通学圏外にある学校を選んだ場合には、別途ひとり暮らしの住宅費や生活費がかかることになります。
進路によってかかる総額は大きく変動するため、各家庭の教育方針や世帯年収を考慮し、どのような資金計画が必要か早めに夫婦で話し合いましょう。
2「住宅購入資金」

3大支出の中でも住宅購入資金は最大の支出です。
マイホーム購入にあたっては、物件購入代金以外に諸費用と呼ばれるコストがかかることも知っておく必要があります。
諸費用の内訳としては、「不動産の登記費用」「仲介手数料」「住宅ローン手数料」「火災保険料」などがあげられます。
なお、これら購入時に必要となる資金のほか、購入後には固定資産税や維持管理費、マンションの場合は修繕積立金などが固定費として継続的に必要となることも合わせて考えておく必要があります。

各家庭の収入、家族構成、ライフプランにあった物件を検討しましょう。
3「老後資金」


「老後資金」が大きく取り上げられたのは、令和元年に話題となった老後2000万円問題です。
金融庁の報告書によると、老後2000万円問題は以下の前提のもと算出されています。
- 夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。
- 30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である。
- その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字である。
この金額はあくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各家庭の収入・支出の状況やライフスタイル等によって大きく異なります。
当然不足しない場合もありますが、これまでより長く生きる以上、今までより多くのお金が必要となることは明白です。
車、保険に関する支出も加えると5大支出に

三大支出に自家用車と保険にかかる費用を加え「五大支出」と呼ぶこともあります。
自家用車にかかる費用は約1,000万円、生涯支払う保険料は約800~1,500万円にも上ると言われ、家計を圧迫する原因にもなります。
車は初期費用に加え、維持管理費(ガソリン代、車検代、駐車場代など)も高額です。
特に駐車場代が高額となる首都圏では必ずしもコスパがいいとは言えない場合もあります。お住まいのエリアの交通事情や利用目的なども考慮し、購入するかどうか判断しましょう。
まとめ
人生の3大支出である「教育資金」「住宅購入資金」「老後資金」について、大まかなイメージを持っていただけましたでしょうか?
毎日の生活で忙しい中、将来のお金のことを考えるのは後回しになりがち。しかし、気が付いたら目の前にやって来るものなのです。
ご家族のため、そして何よりご自身の人生をより良いものにするため、いまから少しずつでも準備をしていきませんか?
これらの準備には、国が用意した制度を利用するのが得策です。
なにを選んで、なにを選ばないのか?
これがライフプランです。今後をしっかりと見据えていきましょう。
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