はじめに

つみたてNISAにデメリットはないの?

色々な注意点やデメリットもあるから、
良く知っておこう。

でも、それを理解して使えば、
優れた投資制度なんだ。
デメリット
1、20年後に含み損の状態だと元本割れのリスクがある
つみたてNISAの非課税期間は20年です。
なので、この20年後のタイミングで投資対象の価値が、暴落などによって下がってしまっていると元本割れのリスクがあります。
ですが、つみたてNISAは非課税期間の終了が一度に来ることはなく、1年ごとにずれてくるので、持ち続けることで投資対象が回復してくるのを待てます。

上のチャートは日経平均ですが、もし仮に1989年や1990年頃につみたてを始めていると、
確実に含み損になっていますよね。
なので、成長し続ける投資対象・今後の成長が期待できる投資対象を選びましょう。
そして、投資対象を1つにせずに分散させましょう。

2、20年後に含み損の状態だと取得価格が下がり、その後の値上がりで税金を多く払うかもしれない
つみたてNISAの非課税の期間が終了したあとは、自動的に課税口座へ移ります。
なので、非課税期間が終了する前に無理に売る必要はありません。
下の図はNISA口座のものですが、つみたてNISAも同じイメージで、非課税期間が20年になったものです。
つみたてNISA口座から課税口座へ移ったときの価格が、新しい取得価格となります。

○ケース1は、お得なケースです。
当初購入の120万円と新しい取得価格の150万円の差額は非課税で、
新しい取得価格の150万円と売却時の170万円の差額の20万円のみ課税されます。

○ケース2は、デメリットになるケースです。
新しい取得価格の100万円と売却時の130万円の差額の30万円に対して課税されます。
これは、はじめから課税口座で買っていると、売却価格との差額の10万に課税されます。

3、つみたてNISAの非課税枠の再利用ができない
つみたてNISAは、新規の購入枠が年間40万円であり、年間の資産額が40万円というわけではありません。
例えば、2018年中に投資金額が20万円となり、年の途中で売却したとします。この場合、残りの非課税枠は40万円とはならず、20万円のままです。
なので、1度購入した時点で、非課税枠を使用しているものと考えて下さい。

4、使わなかった非課税枠の繰越ができない
つみたてNISAは、余った非課税枠を翌年に持ち越すことはできません。
例えば、2018年の投資金額が20万円で、残り20万円の非課税枠が使い切れなかった場合、
翌年の2019年にその20万円を持ち越して60万円分投資するということはできません。
よって、1年ごとに非課税枠が更新されていると考えて下さい。

おわりに
今回はつみたてNISAのデメリットを紹介しました。
メリットとデメリットを良く考えて、出口戦略もしっかりと考えていきましょう。
iDeCoとつみたてNISAをやっていれば、老後資金に困らないはずです。
Baby steps to Giant strides!

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