1.サラリーマンにおすすめの3つの資産運用
- 投資信託・ETF
- ロボアドバイザー
- 株式投資
1.投資信託・ETF

投資信託とは複数の投資家から集めた資金を証券マンや銀行員などの投資のプロが株式や債券などで運用し、成果を投資家に還元する金融商品です。ETFは特定の指標に連動する運用成果を目指し、市場で売買される投資信託です。
投資信託・ETFのメリット
- 投資信託・ETFはiDeCoやNISAなどの制度でも投資先として活用されており、個人の資産運用に欠かせない運用商品です。
- 投資信託・ETFでは、ファンドマネージャーという運用のプロに資金の運用を任せられます。
- 投資信託・ETFなら少額でも国際分散投資が可能です。
投資信託・ETFのデメリット
- 投資信託・ETFは、短期間で大きな利益を狙うための運用商品ではありません。
- 投資信託は、リアルタイムの値動きを見ながらの買い付けはできません。

2.ロボアドバイザー

ロボアドバイザーとはAI(人工知能)を活用して、資産運用の提案や運用代行をする金融サービスです。資産運用のアドバイスのみを行う「アドバイス型」と、実際に商品の買い付けなどの運用をお任せできる「投資一任型」があります。
ロボアドバイザーのメリット
- ユーザーは運用のすべてを「お任せ」できます。銘柄選定に悩んだり、買い付けのタイミングを考えたりする必要もありません。
- ロボアドバイザーでは最新のアルゴリズムに基づいて国際分散投資が行われ、リスクを軽減し堅実な運用益が期待できます。
ロボアドバイザーのデメリット
- 運用商品のコスト(信託報酬など)に加え、資産額に応じた運用手数料がかかります。
- 投資一任型に運用を任せても、運用益が保証されているわけではありません。運用の成果はユーザーが負うことを認識しておきましょう。
3.株式投資

株式投資は企業が発行する株式を市場で買い付けて値上がり益を狙ったり、配当を受け取ったりする方法です。
株式投資のメリット
- 株式投資では大きな利益を狙えます。また、保有するだけで配当金や株主優待を受けられます(銘柄により無いものもあります)
- 最近では、金額指定や1株単位などで購入できる単元未満株を取り扱う証券会社が増え、少額投資が可能になりました。
- 外国株式は1株から買い付けでき、世界的有名企業の株主にも比較的少額の投資でなれます。
株式投資のデメリット
- 大きく値下がりする可能性もあります。
- 多くのサラリーマンの方は市場が開場している平日日中に取引に参加しづらいため、頻繁な売買には向きません
2.投資目的に合う資産運用

まずは老後資金の形成など、投資目的ごとにどんな資産運用が合っているかを見ていきましょう。目的に合った資産運用方法を組み合わせてリスクを軽減しましょう。
項目 | 株式投資 | 投資信託・ETF | ロボアドバイザー |
---|---|---|---|
老後資金 | 〇(投資手法によっては) | ◎ | ◎ |
教育資金 | △ | ◎ | ◎ |
FIRE | ◎ | ◎ | ◎ |

1.老後資金
運用が長期にわたる老後資金の準備では、iDeCoやつみたてNISAなどの制度の利用も取り入れたいところです。投資信託・ETFを中心に、自分で運用する自信のない人はロボアドバイザーを利用してもよいでしょう。
また、きちんとリスク管理ができれば、運用期間が長いため、リスクを取れる人は株式投資で高いリターンを狙うのも選択肢となります。
2.教育資金
教育資金は老後資金よりも運用期間が短いため、より堅実な成果が求められます。つみたてNISAを利用した中・低リスクの投資信託・ETFやロボアドバイザーなどが有力な選択肢となるでしょう。
3.FIRE
経済的自立および早期リタイア「FIRE」を目指す場合、運用益だけで生活できる資産の形成が必要です。一般的に生活費の25倍の資産を年4%で運用できれば、運用益のみでリタイアできるといわれています。
FIRE目的の資産運用では、米国高配当株式への投資や不動産投資、投資信託・ETFでのインデックス投資などが選ばれています。

サラリーマンにおすすめの具体的な投資戦略
まず、サラリーマンが行うべき投資として挙げられるポイントは下記3点です。
・毎月、給料として安定して手に入る定期的な収入を利用できること
・日中忙しく、投資に関われない時間があっても成功しやすい投資手法であること
・サラリーマンという信用がある立場を活かせること
サラリーマンが行うべき投資手法
【王道】投資信託への積立投資(インデックスファンド)で着実に増やす。
【積極運用】株式投資を勉強して大きなリターンを狙う。
【コツコツ運用】投資信託への積立投資(インデックスファンド)で着実に増やす

サラリーマンで稼ぐ毎月の給与所得のうち数万円を投資信託(インデックスファンド)に長期間積み立ていく投資法です。
【特徴】
・毎月少額で行うことができ、難易度も低い投資法です。
・給与所得が低くても定期的に給与がもらえるサラリーマンに始めやすい投資です。
【注意点】
・大きな資産を形成するのに数十年という長い時間が必要です。
・元本割れの可能性が全くないわけではありません。
【具体的な投資戦略】
・S&P500に連動する投資信託に毎月の給料の10%を投資する。
投資信託の積み立ての中でも特におすすめなのはS&P500への投資です。S&P500とは
米国の代表的な株価指数の1つです。
S&P500に連動する投資信託に投資すれば、アメリカの主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できます。S&P500は過去25年間の平均年利が9.56%と高いパフォーマンスを維持しています。
【積極運用】株式投資を勉強して大きなリターンを狙う

給与所得で貯めた数十万円〜数百万円を株式に投資し大きな利益を狙っていく投資法です。
【特徴】
・元手資金を使い自分自身で企業の株式を選定し投資を行います。
・1回の投資で利益が2倍になることもあり大きな資産増加を狙うことができます。
【注意点】
・購入した株式の価格が大きく下がると大きな損失となってしまいます。
・継続して利益を得ていくためには株式投資に関する学習が必須です。
【具体的な投資戦略】
・株式投資で2倍、3倍といった大きな利益が狙える銘柄を買う。
株式投資を行い資産を増やすには株価が2倍や3倍など大きな値上がりを期待できる株式を購入しましょう。
投資信託よりリスクは増えますが、株式投資も資産形成のためには大きな武器になります。
コメント