子どもの習い事をいつから始めているのか?

子どもが成長してくると、いろいろな経験をさせてあげたくなりますよね?
気になる幼児期からの習い事事情についてご紹介します。
習い事を始めるタイミングは家庭によってさまざまですが、早ければ0歳から始めている家庭もあります。
英語やベビースイミングなど、赤ちゃん向けの習い事は親子で一緒にするものが多いのが特徴的です。
また、幼稚園に入園した3~4歳頃から習い事を始めるという家庭や、幼稚園に慣れてきた年中のタイミングで習い事を始めるという家庭も多いようです。
子供の性格や好きなもの、興味を示すものに合わせてタイミングを決められると良いですね。
子どもの幼児期の習い事
一体どのくらいの割合の子供が、幼児期に習い事をしているのでしょうか?
6歳では約半数が習い事を開始!

「子どもに習い事をさせているか」を聞いた結果、3歳までは半数以下ですが、4歳になると8割近くに急増しています! 4歳から習い事を始める子どもが多いようです。
4歳頃は自立心が発達し、自分の意思が伝えられるようになる時期なので、習い事を始めるのに適しています。
周りのお友達が習っていて「僕も!」「私も!」となって始める方もいますが、小学校入学を控えて、入学後に困らない様にお勉強系の習い事を始めるという家庭もあります。

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幼児期は“習い事をしない”という選択も

幼稚園や保育園でもたくさんのことを教えてもらえるので、この時期は生活を目一杯楽しみ、遊びから学びに繋げていってほしいと考える親もいます。
実際に、難関大学に合格した経験のある人の親たちが重視したこととして共通していたのは、就学前は“思いっきり遊ばせること”だったというデータも出ています。
習い事も子供の好奇心・探求心を広げ、「楽しい」思えるものならば意義がありますが、“無理に”始める必要はないのかもしれません。
子どもの脳の発達から習い事のタイミングを考える

子どもの才能を伸ばすのに一番重要なのは脳の発達に合わせた教育をすることと言われています。
年齢ごとに子どもの脳の発達段階が変わるため、それに合わせて子どもに教育すると、子どもの才能は驚異的に伸びるという見方があります。
「人間の脳は3歳まで80%程度完成する」と耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
子どもの脳は、以下のような段階を踏んで発達していくといわれています。
- 0~3歳:脳神経細胞が増え続ける
- 3~7歳:脳神経細胞の間引きが行われ、情報伝達回路が作られる
- 7~10歳:情報伝達回路の機能が発達する
0~3歳頃

脳神経細胞が増え続け、脳がどんどん大きくなる0~3歳頃は「五感が発達する時期」ともいわれています。
読み聞かせをしたり、楽器に触れさせたりと、さまざまな経験を積み重ねることが、脳にとって良い刺激になるはずです。さまざまな分野に触れることが大切な時期です。
3~7歳頃

3~7歳頃になると、それまで増え続けてきた脳神経細胞の取捨選択が行われます。
脳の基礎が培われていくこの時期には、思考の中枢を担う大脳皮質や運動機能を調節する小脳が発達するとされており、言語能力や知能全般、空間認知能力などを伸ばすことが期待できます。
頭で考えた通りに身体を動かす神経回路が発達する時期なので、手先や指先などを使った細かい動きのトレーニングができる遊びを取り入れてみましょう。
また楽器や運動をスタートさせるタイミングとしてもおすすめです。
7~10歳頃

7~10歳頃になると、情報伝達回路の機能が発達していき、大人の脳に近づいていきます。
言語発達のピークの時期ともされており、語学力が伸びることで大人のような話し方をしたり、話す相手によって使う言葉を変えたりすることができるようになってくるでしょう。
コミュニケーション能力や想像力の発達も期待できます。
まとめ
子どもが何かを習得するときに大事なのは「知的好奇心」です。
「好き! 知りたい!」という気持ちで意欲的に取り組むほど、記憶力が高まり、学習が定着しやすいことが科学的に実証されてます。
知的好奇心を育むためには、習い事を始める前も始めてからも、いろいろな刺激を与えてあげることが大切です。
特に5歳ぐらいまでは、一つのジャンルにこだわらず、いろいろなことに触れさせてあげるのが良いと思います。
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