安全管理と作業効率の関係

生活
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はじめに

私の職業は、ある乗り物の整備士をしてます。

整備というものは、とても神経を使う仕事です。

  • モノを壊す危険
  • 自分が怪我をする危険
  • 同僚に怪我をさせる危険

これら3つの危険と隣り合わせでいつも整備作業をしています。

また、乗員の安全とお客さまの安全を確保するための、乗り物の健全性を保証するのが、

整備士の大きな役目だと思っています。

そんな私の10年間整備員として培ってきた安全についての考えと、常に意識していることをメインに、作業効率の改善のメリット・デメリットについてを紹介していきます。

安全について

作業安全に対する私の考えは、「過去の事例に常に当事者意識を持ち、作業者自身が常に自分の状況を確認する」です。

この考えを持つことで、大きな事故や怪我をすることなく、今まで仕事をしてきました。

過去の事例に対して常に当事者意識を持つ

過去の事故やヒヤリハットの紹介はたくさんあると思います。これらを自分自身の環境に置き換えて考えることが大切です。

ただ、情報を聞いただけでは、そのまま「そんなことがあったんだー」と聞き流して終わりです。

それでは、安全への意識が低く、自分の環境に置き換えて考えてないために、過去と同じことを繰り返してしまします。

作業者が自分の状況を確認する。

作業に集中してしまうと、どうしても周りが見えなくなるのが人間です。この特性を理解した上で、自分がどんな状況にいるのかを確認するのです。

高い場所にいるのか? 

足場は不安定なのか?

酸素濃度は基準を満たしているのか?

こうして常に周囲の状況を観察する癖をつけることで、事故を起こすリスクは確実に減ります。

職場でしている安全についての対策
  • 安全の担当者を確保(管理職・現場作業者ともに)
  • 週変わりの安全担当者を確保(常に職場を巡回して、危険要素を見つけた時は注意する。)
  • 安全カレンダーを制作(日毎にあった過去の事故、ヒヤリハットの紹介)
  • 年に1回、安全の日を制定(安全について討論や教育をする)

これらは、安全に対する意識付けをするためのものです。

常に自分の身を守るのは、自分だけです。

嫌な思い、痛い思いをしないために、自分で考えて身を守りましょう。

作業効率の上げ方について

人は期間をいっぱいまで使ってしまうという習性があります。

みなさんが体験してきた一番の身近な例としては「夏休みの宿題」ですね。

それをふまえて、作業期間を達成できるギリギリのラインにする。

つまり、50%の確率では達成できる。というところに設定し、その後に余裕期間を1~2日とる。

これによって作業効率を上げるという手法があります。

夏休みの宿題は「1回めの登校日まで」です。

こうすることで、必死に宿題を終わらせるために努力しますよね?

ですが、この手法も使い方対象を誤るととんでもないことを引き起こします

作業効率の間違えた上げ方の例

もしも、余裕期間を考慮しない計画を、上司が作って持ってきたらどうなりますか?

必死にやっても50%しか達成できない作業量です。

ですが、必死にやりました。

それでも、どうしても期間を半日オーバーしてしまいそうです。

作業者
作業者

「期間を伸ばして下さい!

どうしても間に合いません。」

上司
上司

「期間は伸ばせない。残業しなさい。」

この状況が、今後ずっと続きます。まさに馬車馬です。

これは、現実にあった私の体験談です。

作業効率を上げる対象を間違えた例

整備作業は冒頭でも示したとおり、危険で繊細な作業です。

少しの欠陥も見落とすことができません、大事故につながりますからね。

熟練の整備員が、ふつうの精神状態であっても、ミスをしてしまうのも珍しくありません。

それほど、高い技能と知識、集中力を要するものなのです。

そんな作業に50%の確率では達成できる。というところに作業期間を設定すると、

作業者の「焦り」を生みます。余裕がなくなるのです。

この「焦り」は非常によくありません。視野が狭くなり、自分の状況を確認することもなくなり、作業に没頭するようになってしまいます。

こうして不安全な状況に気が付かず、整備ミスや事故を誘発するのです。

これも、現実にあった私の体験談です。

作業効率と安全の関係

作業効率と安全はシーソーの関係にあると考えてます。

常にバランスを取る努力をし続けなければ、すぐに事故は起こります

前項の作業効率の体験談でも示しましたが、作業効率を上げる手法も使い方対象を誤るととんでもないことを引き起こします。

現に私の職場では、これによってたくさんの整備ミスを引き起こしました

作業効率ばかりを重視すると、このようなことが起きます。

これでは、自分の身の安全はおろか、お客さまや乗員の安全は守れません。

まとめ

●安全:「過去の事例に常に当事者意識を持ち、作業者自身が常に自分の状況を確認する

●作業効率の上げ方:「色んな手法があるが、対象と使い方を間違えない

●作業効率と安全の関係:「作業効率と安全はシーソーの関係」→常にバランスを取る努力をし続けなければ、すぐに事故は起こ

みなさんも、事故を起こすことがないように、怪我がないように、ご安全に!

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